岐阜市でグループホームを探している方、または家族のために調べている方へ。
この記事では、実際に岐阜市でグループホームを運営している私たちゆいまちが、施設の概要と選び方のポイントを正直にお伝えします。
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① そもそも障がい者グループホームとは?
障がい者グループホーム(正式名称:共同生活援助)とは、障がいのある方が地域のなかでサポートを受けながら生活できる住まいのことです(※出典:厚生労働省「障害者グループホームの概要」)。
入居できるのは、身体障害・知的障害・精神障害(発達障害・うつ病・統合失調症など)の手帳をお持ちの方です。介護保険の「グループホーム(認知症対応型)」とは別の制度ですので混同しないよう注意が必要です。
グループホームの主な類型
介護サービス包括型:日常生活の支援(食事・入浴・相談など)がホーム内で提供されるタイプ。
比較的手厚い支援が必要な方向け。
日中サービス支援型:24時間体制の支援が必要な重度障がいの方向け。
ゆいまちは介護サービス包括型で、「自分のペースで生活したい」「ひとり暮らしに近い感覚で過ごしたい」という方に向いています。
② 岐阜市の障がい者グループホーム 簡易一覧
岐阜市内には複数のグループホームが存在します。以下は代表的な施設の概要です。
| 施設名 | 運営 | 特徴 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 岐阜市共同生活支援センター系 (あったかハウス等) | 市の委託法人 | 市内複数拠点・実績豊富 | 知的・精神 |
| ソーシャルインクルー岐阜 | 民間 | 重度障がい対応 | 重度身体・知的 |
| 和光会グループホーム | 社会福祉法人和光会 | 法人規模が大きく安定感あり | 知的・精神 |
| ゆいまちとひとり岐阜洞 | 優しい街と株式会社 | 完全個室・9,900円〜 インテリア選択可 | 知的・精神 |
岐阜市の施設数について
岐阜県の行政資料によると、岐阜市内には複数の共同生活援助事業所が指定を受けています(※2)。
ただし、全施設を網羅した一元的なリストは存在しないため、相談支援専門員への相談や、岐阜市の障がい福祉窓口への問い合わせも有効です。
※2 出典:岐阜県「共同生活援助(グループホーム)」
③ 費用の相場と知らないと損する補助制度
岐阜市内の家賃相場
一般的な障がい者グループホームの自己負担家賃は、シェアハウス型(共同生活型)で月額2〜4万円程度が多いです。ゆいまちは一人暮らし型(アパート型)で月額9,900円〜(自己負担額)と、市内最安値水準です。
なぜ9,900円が実現できるのか
正直にお話しします。ゆいまちを立ち上げた島崎は、もともと不動産会社の経営者です。創業28年の不動産会社で培ったノウハウを活かし、空きアパートを適切な価格で取得・活用することで家賃コストを大幅に抑えています。「福祉施設を新たに建てる」のではなく「ある資産を賢く活用する」発想から生まれた家賃設定です。
使える補助制度:特定障害者特別給付費(補足給付)
国の制度として「特定障害者特別給付費(補足給付)」があります。低所得の方を対象に、グループホームの家賃の一部(上限月額1万円)が支給されます(※3)。
この制度を利用することで、ゆいまちの場合、実質負担9,900円になります。
※3 出典:厚生労働省「特定障害者特別給付費(補足給付)について」
④ 後悔しないための比較ポイント5つ
施設見学に行く前に、必ずこの5点を確認してください。私たちが相談を受けるなかで「事前に知っておけばよかった」という声が多かった項目です。
ポイント① 個室か、相部屋か
グループホームには「相部屋(共同居室)」と「個室」の2種類があります。相部屋は費用が抑えられる反面、プライバシーが確保しにくい。「共同生活が苦手」「ひとりの時間が必要」という方には、個室一択です。ゆいまちは全室個室です。
ポイント② 夜間支援の体制
夜間に支援員が常駐しているか、巡回型か、緊急対応のみかで安心感がまったく変わります。入居する方の障がい特性に合わせて必ず確認しましょう。
ポイント③ 通所先へのアクセス
グループホームはあくまで「住まい」です。日中は就労継続支援事業所や活動場所へ通うことになります。バス・電車・送迎の有無を必ず確認してください。
ポイント④ 対応できる障がい種別
施設によって、知的障害専門・精神障害専門・混合など異なります。見学時に現在の入居者層を確認することをおすすめします。ゆいまちは精神・知的の両方に対応しています。
ポイント⑤ 体験入居の有無
「入ってみたら思っていたのと違った」という後悔を防ぐために、体験入居制度の有無は重要です。ゆいまちでは体験入居を常時受け付けています。まずは1週間程度の体験宿泊してみることで、実際の生活感をつかんでいただけます。
⑤ タイプ別・あなたに合うグループホームの選び方
「ひとり暮らしに近い感覚で暮らしたい」方へ
既存の多くのグループホームは、食堂・リビングを複数人で共有する設計です。それ自体は悪くありませんが、「人の目が気になる」「自分のペースで生活したい」という方には向いていないこともあります。
また、ホームに1つないしは2つしかトイレがないため、他の利用者の方と共有して利用するため、ストレスに感じることがあります。お風呂の時間も時間割で決められることが多いです。
ゆいまちとひとり岐阜洞は既存のアパートをそのまま活用しているため、自分の部屋のドアを閉めれば完全にプライベートな空間が確保できます。島崎自身が「施設っぽい雰囲気にしたくなかった」という思いから、あえてアパート型を選びました。
プライバシーを守り、自分らしい生活を送りたい方向けの暮らしの拠点です。
「部屋の雰囲気にこだわりたい」方へ

ゆいまちには3タイプの個室があります。ピンクを基調とした女性向けルーム、落ち着きある和室、すっきりとした洋室。入居前に好みのタイプを選ぶことができます。
「障がい者の住まいだから、部屋のデザインは関係ない」——そんな空気に島崎は疑問を感じていました。誰だって「住みたい部屋」があっていい。家具・家電はすべて揃っているので、手ぶらで新生活を始められます。
「費用をできるだけ抑えたい」方へ
補足給付を最大限に活用すれば、実質負担を大幅に軽減できます。まずは岐阜市福祉課の職員か、相談支援専門員か、ゆいまちまで直接ご相談ください。
障がい福祉課
〒500-8701 岐阜市司町40番地1 市庁舎1階電話番号
- 給付係:058-214-2135
- 指導係:058-214-2136
- 支援係:058-214-2137
- 管理係:058-214-2138
- 相談係:058-214-2572
- 障がい者虐待通報:058-265-5571
⑥ 入居までの流れ(ゆいまちの場合)
STEP 1|お問い合わせ・ご相談
TELまたはWEBフォームからお気軽にどうぞ。相談支援専門員さんからのお問い合わせも歓迎します。
STEP 2|見学
実際の部屋を見ていただきます(所要時間:30〜60分)。本人・家族・支援者の方、どなたでも歓迎します。
STEP 3|体験入居
7泊〜1ヶ月の間、実際に生活を体験。「思っていたのと違った」を防ぐための大事なステップです。
STEP 4|入居申し込み・行政手続き
相談支援専門員さんと連携して進めます。書類作成に不慣れな方もサポートします。
STEP 5|入居
手ぶらで来ていただけます。家具・家電・インターネット環境が整っています。
⑦ よくある質問
一人暮らしが不安でも入居できますか?
はい、大丈夫です。
夜間支援スタッフが対応しますので、初めてひとりで暮らす方でも安心してスタートできます。まず体験入居から始める方も多いです。
見学だけでも大丈夫ですか?
可能です。
入居を前提としない見学も歓迎します。「まずどんな場所か見てみたい」という段階でご連絡ください。
家族と一緒に見学できますか?
もちろん、可能です。
ご本人・ご家族・相談支援専門員の方など、どなたでもご一緒にご見学ください。
ペットは飼えますか?
現在は対応しておりません。
今後の施設展開のなかで検討する予定ですので、お待ちください。
空室はありますか?
最新の空室状況はお問い合わせページからお問い合わせください。
空室待ちの場合もご相談に応じます。
この記事を書いた人
島崎慎吾(しまざき しんご)
優しい街と株式会社 代表取締役
愛知県一宮市を拠点とする創業28年の不動産会社でも代表取締役を務める。
障がいのある方が「施設ではなく、自分の好きな家に住める」社会を目指し、2025年11月に優しい街と株式会社を設立。2026年4月、岐阜市にアパート型完全個室グループホーム「ゆいまちとひとり岐阜洞」を開設。
不動産と福祉の掛け合わせによる新しいグループホームのかたちを、岐阜から発信している。
本記事は、グループホームの現場で日々利用者・家族と向き合う当事者として、実体験にもとづき執筆しています。